ネットの記事で「勤務地ガチャ」という記事を見た。
嫌ならわがままが許される人材になれ
新人よ、甘えるな!
新卒の子達が入社前段階で勤務地が分からずに、入社後に勤務地が確定する状況が嫌で内定決断にも影響するくらい勤務地が重要って内容だった。
この記事をみて、まず思ったのが「甘えすぎだろ・・・」ということ。
勤務地が未定で、地方の支店勤務になったら嫌だな〜という気持ちはすっごいわかる。すっごいわかるけど、それが本当に嫌なら地方に拠点がなくて東京とか自分が働きたいエリアにのみ拠点がある企業を選べば良い話だと思う。わからないけど、そういった企業は給料が低いからやっぱり大企業がいい。とか色々欲を出して就職活動をして、いざ働くってなると勤務地は地方じゃ嫌だ。とかは虫が良すぎる気がする。自分の中で優先順位がはっきりと定まっていれば、そうはならないと思うし、あれもこれも欲張るのであればどっか我慢しないと行けないと思う。
我慢するのが無理な人でわがままが許されるのは、代えが効かない優秀層だけだと思う。
優秀でもないにも関わらず自分の希望ばかりわーわーいう人は嫌いだし、考えが甘いと思う。自分の身の程を知ってほしい。その上で文句を言うのではなくて、自分がわがままを言える存在になるためにはどうすればいいか?を考えて行動してほしいと思う。文句言っているだけだと成長はないし、20代のうちはまだそれでも通用するしやっていけたとしても30代になったときにそのスタンスでは通用しないしやっていけない。しかも、その事実に気がついた時には周りの人間と比べて差がついていてその差は取り戻すことができない。だから冷静に物事を考えて、内省して将来の自分が自分の好きな選択をできるように自助努力してほしい。
勤務地ガチャが「嫌だ」と回答した人の属性が気になる
その他に思ったことは「どんな人がこれを言っているんだろう」って素朴に興味が湧いた。
例えば、男女で差はあるのか?学歴で差はあるのか?内定をもらった企業レベルでの差はあるのか?ってのがすごい気になる。もしわがままを言っている層が、差があってそれがもしも学歴とかであればまだ安心できる要素はある気がする。そうじゃなくて、属性による差がなかった場合なんか怖いな〜と思う。日本の若者が軟弱者になってしまわないか心配になってくる。高学歴はその比率が少なかったら、高学歴の人は冷静に考えてるんだな〜と思うし、逆で低学歴だったら高学歴は温室で甘い考えだな〜と思うかもしれない。そうじゃなくてどの属性もその比率がかわらないとなると大丈夫か?と心配になる。
社会は理不尽なことばかり
社会に出ると、勤務地だけじゃなくて他にも山程自分が臨んでいない環境に身を置かないと行けない時が来る。
その時に彼らは何を感じて、どんな選択をするんだろうか。嫌だけど、その状況を受け入れて置かれた環境で頑張るのか、それとも嫌だ。といって飛び出していくのか。これについては、個々人の価値観次第だしなんとも結論つけにくい部分はあるけど、個人的にはまずは置かれた環境で頑張ってほしいな〜と思う。その環境で頑張ることが健康状態を害するとか、大事な人との関係が悪化するとかそういった要素があるなら話は別だけど。
社会に出るとまじで理不尽なことがやまほどある。
これは避けられないし、避ける場合は転職を繰り替えすことになってどんどん自分が望む職につくのは難しくなり、働きたい場所ではなくて採用される場所で働くことになってしまう。それだと、理不尽なことというか自分が望まない環境に出くわす確率が高くなると思う。誰でも採用される=替えがたくさん。だから労働環境とかも世間一般と比較をすると劣っている場合が多いし、そういった人は周囲を羨むことも多いので周りの人と自分を比べて自己肯定感が下がったりしてしまう気がする。
置かれた状況で咲けるかどうか
そうではなくて、理不尽な状況とか自分が臨んでいない状況に立たされた時に、それを頑張って受けて入れて、努力して結果を出すことができる人間になって欲しい。昔聞いて刺さっている言葉の一つに「置かれている状況で咲きなさい」という言葉がある。この言葉の通り、どんなに望まない環境とか状況でもぐっとこらえてその環境で結果を出す。そうすれば、次に自分ののぞんだ環境で働ける可能性も高まると思うし、何より自分の経験がたまる。それに、もしその状況が臨んだ状況じゃないと上司が知っていて、その中でもがむしゃらに努力して結果を出している新人を見たら応援したくなるし、自己実現できるキャリアを用意してあげたくなると思う。
実際に私の場合も、新卒で入社した会社の配属先は全く臨んでいない場所で最悪だった。
今、新卒に戻って配属先自由に選べるとしても絶対選ばないくらい嫌だったし、戻りたくない。面接とか研修したきれいなオフィスで働くと思ってたら、田舎の10人もいない営業所だったし。でもそこで、希望した配属先ではなかったと愚痴を周りの人間に言いながらも腐らずに営業頑張って全国表彰もされるような実績を残した。そうすると、周囲の人間も応援してくれるし人事希望も通るようになった。もし、あそこでひねくれて新卒時代からサボる癖がついていたら今の自分はなかったと思うし、パットしない30代になっていたと思う。当時この人イケてないな〜微妙だな〜と思っていた先輩と同じ状況になっていたと思う。
「勤務地ガチャ」という言葉は自分も思い当たる節があって、記事を読んだ時に色んなことを考えたけどこれから社会で働く人はどんな状況でもへこたれずに頑張ってほしい。逆境から逃げる癖をつけずに、乗り越える癖をつけてほしい。そして自分自身もそうでありたい。こんなことを思いました。