グランメゾン東京という昔のドラマを久しぶりに見た。フランスの有名料理店で働いていた超有名シェフと、無名のシェフがタッグを組んでミシュランの三ツ星を取るために頑張るドラマ。ドラマのストーリーも面白いし、料理ドラマっていうのもハマった理由の一つだと思う。学生のときに初めて一人暮らしをして、飲食店でアルバイトをしたり自炊するようになってから料理の面白さに気がついた。特にアルバイトの経験は料理に興味を持ったり好きになった理由の一つかもしれない。学生時代は飲食店のキッチンでアルバイトをしていて、カフェダイニングで結構ちゃんと料理を作るお店で料理経験がない自分からすると全てが勉強だった。包丁も満足に握ったことない自分をよくキッチンで採用したな〜と今思うと不思議な感じするけど、新しい体験ができて今では凄い感謝している。
キッチンで働いていて、醤油と味噌を組み合わせるとこんな味がするんだ〜とか組み合わせる食材は一緒でも順番とか量によって全く別の味になったり料理って奥深いことを学んだ気がする。
レシピってあるけど、そのレシピどおりに作るって意外と難しかったりするし一見無駄な工程に見えるけど実はとっても重要な工程でそれを省くと味がかわったり食感が変わったりしてしまうこともたくさんある。
工程だけじゃなくて、素材を焼く順番だとか焼き方とか「焼く」という工程一つとっても非常に色んな焼き方があるし、奥が深い。焼く温度とか時間によってお肉の硬さがかわってしまったり。
レシピという一種の説明書はあるけど、やり込もうと思ったらいくらでもやり込めるゲームみたいな感覚が料理にはある。RPGとか育成ゲームもゲームの基本的なルールは全員一緒。だけどその中での進め方とかやりこみ方はいくらでもある。料理もそれに近いものがある気がする。
それに慣れてくると、この調味料とこの調味料を組み合わせればこんな味になりそうだな〜って頭の中でイメージができて実際にそれ通りになるときとはは最高に気持ちいい。
アルバイトしている時は、自分のまかないは自分で作っていたから独自のアレンジを加えてそれがドンピシャだった時の快感は今でも覚えている。
それに料理をしていると、頭がフル回転する気がする。
家だと狭いキッチンスペースで作業をしないと行けないから、なるべく洗い物が少ないようにとか手際を考えると、この工程に時間がかかるからそのあいだにこの野菜切っておこうって、
どうやったら効率よく料理を作れるか頭がフル回転する。他にも分量とか計算するときも、いちいち電卓たたけないから頭の中で計算することで頭を使うこともある。
実家に帰った時に、1回だけお母さんと一緒に料理を作った記憶がある。多分他にも何回か手伝いはしたことがあると思うけど、その1回の記憶だけが鮮明に残っている。
何作ったかは忘れたけど、料理を作りながら空いた時間に洗い物も片付けた結果「すっごい手際いいね。もう洗い物もないじゃん!」ってびっくりされた記憶がある。
当時は学生でキッチンのアルバイトをしていて、料理と洗い物を同時並行で進めないとキッチンが回らない状態で毎日が戦場だった。特に土日はヤバかった。その経験があってか色んな作業が物凄く効率的だったんだろうな。
今はめっきり料理という料理をしなくなった。
社会人になって時間的な余裕がなくなり、逆に金銭的な余裕ができたことで自炊をしないといけない必要性が下がった。自炊する時は気分転換に料理したくなった時にするくらい。最近は生活費を抑えようという気持ちが少し芽生えてきているから簡単な自炊はするけど包丁を使わないで作れるもの!と自分の中で決めているから炒めものか汁物しか作らない。
時間とお金にもっと余裕があれば、ガッツリ料理してみたいな〜と思う。料理を作るの楽しいし、食べたいものを自分で作れるようになったら毎日楽しくなりそうだし。
自炊をストレスなくやるためには、ある程度大きなキッチンがないとだめだよな〜。
キッチンが狭いと、限らたスペースで下処理とかしないといけなくて色々工夫が必要になってくるし。そういったなるべくストレスのかからない状況を作らないと、料理しようって気持ちになれない。
料理は好きだけど、大好き!料理が趣味です!ってレベルではないのでネガティブな部分があるとそれが勝ってしまい続かなかないんだよな。。。
でもたまには気分転換と脳みその運動と節約を兼ねてもう少し自炊するようにしようかな。